市政の動き−議会報告

【12.08.16】8月臨時議会

各務小学校の体育館建設の入札、「子どもたちの卒業式ができるように」と可決

各務小体育館建設と高機能消防指令センター整備工事の入札契約に対して日本共産党が行った討論です。
議第82号  工事請負契約の締結について、以下の意見、要望を述べ、賛成の立場で 討論します。

各務小学校屋内運動場改築工事は、必要な事業です。
 第2回6月定例議会に提出された各務小学校屋内運動場改築工事請負契約の締結について、落札価格が99.86%という高落札率であり、2億円もの事業でありながらわずか25万円の間に4共同企業体が競争するという入札で、最初から落札業者が決まっている出来レースと疑われる、と議会は否決しました。
 市長は、議会が否決した入札は速やかにやり直して、一刻も早く議案を議会に提出しなければなりません。「入札公告」を7月5日に出し、1ヶ月余も間をおいた8月3日に入札を行っています。「建設業法」では5000万円以上の工事は通常の見積り期間を15日以上と定めており、さらにただし書きを適用すれば工期を短縮することができるとしています。
 また、議会日程も短縮して、議会招集を早めることもできます。
 ところが、6月議会最終日の25日、市長はロンドンオリンピック観戦を含む英国視察に行くと報告、予定どおり7月30日から8月8日までの海外行きを強行しました。市長がこの大事な時に10日間も不在にしたことは議会開催に大きく影響していると考えざるを得ません。万難を排して、最優先で再入札を行って議会に提出し、子供たちの卒業式が新体育館で行えるようにするのが市長のつとめです。事務方のトップはいち早くそのことを市長に進言すべきでは無かったのかと、考えます。
 市が、地元各務小校区の住民説明会で、議会がこの工事契約を承認しなかったことで工期が大きくずれ込んで来年3月25日に予定されている卒業式に間に合わないと、工期の遅れが議会の否決にあるとしましたが、行政はいかにしたら卒業式に間に合わせることができるのかを最大限努力することです。
 議会は、臨時議会開会期間を一日に短縮しました。
 今回の入札結果は4共同企業体が応募し3社が辞退するということで競争入札の体をなしていません。各務原市の入札のあり方は問題があります。今後、公正で適正な入札が行えるようにすべきです。
 今回の入札が適正とは考えられませんが、何よりも子どもたちのことを考えたらこれ以上引き延ばすことはできないと考えます。
 22日に予定されている本契約も前倒しをして速やかに締結し、工期を子ども達の卒業式に間に合わせるよう強く要望して、議案に賛成します。

議第83号  工事請負契約の締結について
 高機能消防指令センター整備工事を、中央電子工学株式会社が3億3075万円で落札しました。再入札は、岐阜、愛知、三重県内に本店または契約権限を持つ支店を有することと、休日を含み24時間体制で、かつ障害があった場合60分以内に保守体制ができる、という条件を外して行われました。その結果2社で競争を行ったもので、この入札結果は金額、業者とも前回と同じです。 業界では限定的な分野であるにしても、応札業者が少ないというのが現実です。この入札も適正とは思えませんが、必要な工事であり、賛成します。   

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