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【13.11.24】秘密保護法案は必ず廃案に

特定秘密保護法案について宣伝しました。

   特定秘密保護法案について宣伝しました。いつになくたくさんのみなさんから「その通り」「がんばって!」「ごくろうさん」などの声をかけて頂きました。国民のみなさんの8割が反対・慎重審議を求めていることを実感しました。以下街頭宣伝での訴えです。


「修正」しても悪法の中身は変わらない

   国会では、「特定秘密保護法案」の「修正協議」というものが進んでいると、連日報道されています。安倍政権と与党の自民党・公明党は、「ひとつでも多くの野党の協力を得て、法案をすみやかに衆議院通過させたい」と言っています。これにたいし、維新の会やみんなの党などは、何の抵抗もできず手を貸すばかりです。自分たちの提案が取り入れられたから、法案に賛成するんだと言うわけです。それなら一体、何をどう「修正」すると言うのでしょうか。
 みんなの党は、「特定秘密」というものを「行政機関の長」が指定したりするとに、勝手なことをさせないために、首相が指定の基準を示し「第三者機関的」にチェックできるように「修正」すると言います。
 おかしな話ですね。首相というのは、あらゆる「行政機関の長」の、さらに上のトップのはずですから、およそ第三者であるはずがありません。こんなごまかしの「修正」で安倍政権にすり寄って、みずからの党の延命をはかろうとする。そのためには、国民の目も耳も口もふさぐ希代の悪法を通しても構わないというのが、みんなの党などの実態です。維新の会も、第三者機関をつくれと言ったり、秘密にした情報を30年で公開しろと言ったり、いや60年だとやりとりするだけで、結局は法案の強行をねらう自民・公明与党に擦り寄り暴走に手を貸すばかりです。許されるものではありません。
 みなさん。「特定秘密保護法案」というのは、どのように「修正」をしてみても、国民の知る権利を根本から奪ってしまうという恐るべき本質は何も変わらない。キッパリと廃案にするしかないシロモノです。それを「ごまかしの修正」で野党も賛成したからと採決強行をはかる自民・公明与党の暴走は、絶対に許せません。その与党に取り込まれて、「ごまかしの修正」で暴走に手を貸す維新やみんななど一部「野党」の責任も、きわめて重大です。
 元々、これら4党と民主党は、戦争のための司令部を新たにつくる「国家安全保障会議」設置法案を、この国会で強行しようとたくらんでいます。アメリカの言いなりで「海外で戦争する国」にするために「戦争の司令塔」をつくる。そこに集まる情報を国民から隠すために「秘密保護法」をつくって、「違反すれば懲役10年」などと国民を取り締まるというねらいです。 
 とりわけ重大なのは、「特定秘密」が政府の勝手な判断で、どこまでも際限なく広がっていくという恐ろしさです。防衛とか外交だけでなく、それらに「関する情報」も全部「特定秘密」で、それは「行政機関の長」が決めると言うのですから、およそ限界がありません。原発のこともTPPのことも、国民がそれらを知ろうとすれば取り締まりの対象にされてしまう。しかも、「何が秘密なのか」は秘密だから、国民には何も分からない。例えば、原発の事故が心配で、放射能汚染水は依然として垂れ流し状態で、政府が「前面に出る」といくら繰り返しても何も解決していかない。
こんなことはおかしいと、例えば現場の写真を撮って、自分の意見も合わせてインターネットで公表した。そうしたらある日、突然、警察がやってきて逮捕されてしまう。こんなことにさえなりかねません。「秘密を漏らすな」と言われても、何が秘密に指定されているかは、国民には分からない。その秘密を漏らしたかどうかも分からない。それでも突然逮捕され、一般の国民が広く処罰の対象にされてしまう。こういう法案自体の恐るべき中身は、いまのあれこれの「修正協議」でもまったく手つかずのままです。こんな暗黒社会への道を、孫・子のためにも絶対に許すわけにはいきません。
 

国民の圧倒的多数は反対、慎重審議

  いま、「秘密保護法案」の恐るべき中身がハッキリするにつれて、国民の反対の声も急速に広がっています。政府が行った「意見公募」には全国から約9万件の意見があり、その8割近く、69579件が法案にキッパリ反対でした。圧倒的です。マスコミの世論調査でも反対が賛成を上回り、慎重に審議すべきだという声は8割を超えています。言論・表現・出版など憲法が定めた人間の自由と権利を根底から踏みにじる暴挙だとして、日本ペンクラブや法律の専門研究者の皆さん、マスコミの関係など、党派を超えた反対の声が大きく広がっています。テレビのニュース番組の鳥越俊太郎さんら著名なキャスター、ジャーナリストも次々と、反対のたたかいに立ち上がっておられます。
当然のことではありませんか。国民の世論と運動で、安倍内閣を包囲し、この希代の悪法を包囲して、必ず廃案に追い込もうではありませんか。
 こういう国民の圧倒的な反対の声を聞かず、国会審議も尽くさずに、一部野党との党略的な談合だけで採決を強行しようとする。そのこと自体が、議会制民主主義のきわめて乱暴な破壊そのものです。日本国憲法の平和主義に反し、憲法の国民主権も基本的人権も踏みにじるこの悪法を、必ず廃案に追い込むために、日本共産党は全力をつくします。
 みなさん。「秘密保護法案」に反対するという一点で、いまこそ力を合わせようではありませんか。安倍内閣の暴走ストップ。この声を大きく広げましょう。「

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