活動日誌−こうめ気まぐれ日記
【13.05.01】渡・北山地区の戦没者追悼法要並びに物故者追悼法要
五目ご飯をおいしくいただきました
5月1日渡・北山地区の戦没者追悼法要並びに物故者追悼法要が自治会をはじめ関係者を迎えて盛大に行われました。私(波多野こうめ)もお招きを頂きごあいさつをさせていただきました。式が終わると、役員のみなさんが前日から準備された五目ご飯を頂きました。みなさんの心づくしをいただきました。
式辞
本日ここにご遺族をはじめ、関係者の皆様をお迎えして、「平成25年度戦没者及び物故者合同追悼法要」にあたり、英霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げますと共に、ご遺族の皆様に心から哀悼の意を表します。
多くの尊い命が犠牲となった先の大戦から、今年は68年となります。戦後我が国は、国民一人ひとりのたゆまぬ努力により、幾多の困難を克服し、飛躍的な発展を遂げてまいりました。今日の平和と発展は、祖国を想い、家族を案じつつ、心ならずも戦場に散っていった、尊い犠牲の上に達成されたものであることを決して忘れてはなりません。
最愛の肉親を失い、戦後の混乱の中を言い知れぬ苦痛と戦いながら生き抜いてこられたご遺族の方々の並々ならぬご労苦に対しまして、心から敬意を表するものであります。
人類史上唯一の被爆国である我が国は、幾多の尊い命が一瞬にして失われ、多大の損害と苦痛を経験いたしました。
川島地域の戦死者は川島町史によりますと、これまでの幾多による戦争の犠牲者は合わせて265柱、渡・北山地区は55柱のお名前が記録されています。また、昭和20年7月13日 川島に敵機が来襲し、焼夷弾が投下され、一瞬にして松倉・雁場の民家が炎上し罹災者となったと記されています。
こうした悲惨な戦争を経験した日本は、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを固く誓い、日本国憲法にうたいました。 しかしいま、戦争の放棄をうたった憲法9条改定を現実の政治日程に乗せようとしている動きが加速していることは極めて重大です。
政府は、憲法96条が定めた憲法改定の発議要件の緩和を行い、外堀・内堀を埋めた上で、宿願の憲法9条を改定し、「国防軍」を書き込み、海外で戦争ができる国にしようと狙っているのです。
憲法9条は、ヒロシマ・ナガサキを体験した日本国民の「核戦争という地獄は、世界のどこでも二度と繰り返してはならない」という思いが込められ、世界に誇れる宝であり、世界平和の先駆者になるという「国際公約」であります。命を生み出す私たち母親は、戦争で命を落とす世の中は絶対に許しません。
本日の式典にのぞみ、改めて平和への決意を新たにし、恒久平和の確立と、心豊かに暮らせる社会の実現のため、全力を尽くしてまいりますことをお誓い申し上げるとともに、本日ここにまつられております英霊の安らかなご冥福と、ご遺族の皆様のご平安、ご健勝、ご参列者の皆様方のご多幸をお祈り申し上げまして、追悼の辞といたします。
二〇一三年五月一日
各務原市議会議員 波多野こうめ